Learning Events

 

Learning Events in the Fletcher School

Fletcher japan trek

今回で二回目となるフレッチャー・ジャパントレックをご紹介します。

フレッチャー・ジャパンクラブの有志で、フレッチャーの現地学生を日本へ案内し、日本への理解を深めてもらうためのフレッチャー・ジャパントレック2019を企画しています。2019年1月上旬の実施を予定しており、京都・沖縄・東京などを訪問し、安全保障​・経済・文化の三本柱を中心に、様々な観点から日本の今を知ることのできるプログラムを準備中です。このウェブサイトでは、そんなジャパントレックの計画の様子、運営者の想い、また参加者の声などをお伝えしていきます!

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​トレックスポンサー様

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代表メッセージ

Class of 2019 T.H.

フレッチャースクールでは、様々なバックグランドを持つ20名以上の日本出身の学生が、安全保障・外交、国際経済、開発経済といったテーマについて、日々学究に励んでいます。
こうした中で、私達の多くが実感していること。それは、新興国の台頭を始めとして国際情勢が激動する中、国際政治や経済の文脈における日本の相対的なプレゼンスが低下しており、これに伴い日本に対する関心や理解も薄くなっていることです。それはフレッチャースクールにおいても決して例外ではありません。
私達は、今回のジャパン・トレックで、参加学生達に日本の様々な現場に足を運び、様々な人々と言葉を交わし、そこから得られた知見を今後のキャリアに活かしてもらうことを通じて、将来の国際政治や経済を担う若きリーダー達と日本との関係を強めていきたいと考えています。当ウェブサイトでは、トレックの準備状況や実施報告を始めとして様々な情報を発信していきたいと考えておりますので、どうぞ、ご覧いただけますと幸いです。

Class of 2019 K.R.

When I was looking for a graduate school to study international relations, one of the reasons I chose the Fletcher School of Law and Diplomacy was because it has a concentration focused on Pacific Asia. At Fletcher I have had the chance to learn more about countries such as China, North Korea, and South Korea through classes focused on those specific countries, but I soon realized there were no classes focused solely on Japan. Japan is an important country for various reasons. Despite being a small country geographically, Japan's economy, culture, and politics leave a large impact on the world. From a security perspective, Japan also has a unique position in the Pacific and it is an important ally to countries like the US.

 

While I had experience with Japan and so did not feel like I required Japan-specific classes, I realized that many other Fletcher students did not have that kind of background to draw upon. After working for several years to facilitate interaction between the US and Japan, first in Tokyo with the JET Program and then as a Researcher for Economic Affairs at the Consulate-General of Japan in Boston, I thought about how I could continue to do the same here at Fletcher. Therefore, when I was asked to help organize the Fletcher Japan Trek I believed it was a fantastic way to fill in the current gap at Fletcher. I hope that with the Fletcher Japan Trek, the bond between Fletcher and Japan can be further strengthened and trek participants can come away with a greater appreciation for Japan.

私が国際関係を学ぶための大学院としてフレッチャーのMALDプログラムを選んだ理由の一つは、アジア太平洋の専攻があるからでした。フレッチャーには、中国、北朝鮮、韓国などの国を専門に扱った授業があり、私もそれらの授業に参加して多くを学ぶ機会を持ちました。しかし一方で、日本を扱った授業がないことに気づいたのです。日本は様々な理由から重要な役割を担った国だと思います。地理的には小さい国でありながら、日本の経済、文化、政治は世界に大きなインパクトを与えています。安全保障の観点からも独自の立ち位置を占め、アメリカのような国にとって重要なパートナーです。

私は日本に住んだ経験があり、日本に特化した授業を取る必要性は高くはなかったのですが、多くのフレッチャーの学生はそういった経験を持っていないことに気付きました。私は、初めはJETプログラムで日本で英語を教え、次にボストンの日本国総領事館で経済担当のリサーチャーとして働くなど、日米の橋渡しとなるような仕事を数年経験したことから、同じようなことをフレッチャーでも続けられないかと考えていました。なので、ジャパントレックの企画の話を受けたとき、これはフレッチャーにおける上記の空白を埋めるのに素晴らしい方法だと確信したのです。このジャパントレックによってフレッチャーと日本の結びつきがより強固なものになることを、そして参加者が日本を大好きになって帰ってくることを願っています。(編集者訳)

 

トレック概要

フレッチャースクールは決して学生数の大きな学校ではありませんが、昨年度もジャパントレックの他、イスラエルトレック、メキシコトレックなどのトレックが学生により企画・運営されています。ジャパントレックは2018年1月に第一回目が開催され、広島~京都~東京の順に、安全保障・経済・文化をテーマに巡りました。前回参加者からの好評と、次回も開催してほしいという現役学生からの声にも押され、二回目となるフレッチャージャパントレックを開催する運びとなりました。今年は、学生を対象に行った事前アンケートの結果を踏まえ、引き続き安全保障・文化・経済を三本柱に据えた上で、広島に替えて沖縄を新たな訪問地に加え、京都~沖縄~東京の順に巡る予定です。各地での訪問先については、参加学生の興味・関心に基づき、関係機関・関係者の方々に訪問のお願いをさせていただているところです。

(今回トレックの三本柱:学生を対象に行った事前アンケートに基づくテーマ案)

フレッチャースクールは、創設以来、世界各国で活躍する数多くの政治家、外交官、グローバルビジネスリーダー等が生まれており、ジャパントレックを通じて、彼ら・彼女らの日本への理解を深めてもらうことは大変有意義であると考えています。残念ながら、現在フレッチャーには日本を直接扱った授業が存在しないため、その補完的な役割も担えればと思っています。
更に、フレッチャーの学生と、日本の政策立案者、若手専門家との交流の機会を持つことも、両者の長期的な関係構築に有益であると考えています。実際、前回トレックでは、トレック中での出会いがきっかけとなり参加者の卒業後のキャリアに繋がったという例もありました。
トレックの成果については、最終的に公開可能な範囲でレポートにまとめ、その成果を社会に向けて発信、還元していきたいと考えています。

​前回のトレックでは、東京、京都、広島を回り、やはり今回同様に安全保障、文化、経済を見て回りました。今回は事前に学生へのアンケートを行い、一週間かけて京都、沖縄、東京と回り、各地でテーマに沿った関係者・関係組織を訪問する予定です。トレックでは自治体、政府組織、学識者、民間企業、シンクタンク、社会起業家などを訪ね、様々な角度から話を聞く他、歴史や文化を知ることのできる施設も訪問する予定です。学生が個人で日本を訪れてもなかなか訪問できない場所を訪れる機会を多く設けています。もちろん、日本の食やレジャーを楽しんでもらうためのアクティビティも計画しています。

参加者の思い

参加者にジャパントレックへの思い、期待、モチベ―ションを聞きました。ここではその一部をご紹介します。

(編集抜粋・訳)

 

日本の政治・歴史・文化に興味があり、なかでも日米関係やアジア・太平洋の安全保障情勢について学びたく、応募しました。また、元々西側諸国の中東政策に関連する仕事をしていたこともあり、日本の中東への開発支援や、人道支援政策、紛争解決への貢献についても興味があります。歴史ある美しい国、日本を訪れるのを楽しみにしています。(A.S.)

自分一人では訪問できない場所を訪ね、その道の専門家から話を聞ける貴重な機会だと思い、参加を決めました。元々の日本への興味はアニメや漫画などのポップカルチャーから始まりましたが、日本と中東・アフリカ地域との関係や、日本の文民統制などにも興味があります。フレッチャーの仲間と素敵な時間を過ごせることを楽しみにしています。(S.G.)

元々、歌川広重、葛飾北斎といった日本のアーティストや、古寺などの建築に興味を持ったのが、日本への興味の始まりです。それらは西洋の文化にも大きな影響を与えています。美しい国をこの目で直接見たいと思い、参加を決めました。また日米関係についても学びたく、日本の学生たちが日米協力をどう捉えているのか等も興味があります。(L.M.)

日本の文化、経済、安全保障について学びたいと思っています。これまでは日本について遠く離れた地から学ぶことしかできませんでしたが、この機会に実際に日本を訪ね、政治やビジネス、技術などの分野で日本のリーダーたちの話を実際に聞きたいと思っています。また、日本の美しい文化を体験できることもとても楽しみにしています。(E.D.)

私は家族が日本で勤務していることもあり、卒業後はしばらく日本で過ごす予定です。このトレックの機会に、日本で就業する機会を探してみたいと思っています。なかでも、私の日本語、安全保障、外交、文化に関連するスキルを伸ばせる機会があるといいと思っています。とても美味しい日本食を食べられるのも楽しみです!(K.A.)

トレックを終えて

2019年1月3日~9日にかけて第2回目となるフレッチャージャパントレックを開催し、延べ14名(途中行程のみの参加者、及び3名の企画者を含む)が参加しました。個人で日本を訪れてもなかなか訪問できない方々からお話を聞く機会を多く設けることができ、非常に充実したトレックとなりました。訪問にご協力くださった方々、また寄付・協賛という形でサポートしてくださった方々、誠にありがとうございました。

 

トレックは1月3日に東京に集合し、寿司屋でのウェルカムディナーからスタートしました。初めて日本を訪れる参加者も多く、皆日本での本格的な寿司に舌鼓を打っていました。そして翌朝新幹線で京都へ移動、京都では主に文化体験を行いました。着物を着て古都京都を散策し、清水寺を始め寺社仏閣を訪れながら街並みを楽しみました。参加者も芸術、規律、精神性の共存する京都の街並みが印象的だったと感想を述べていました。

 

その後5日の夜には沖縄入りし、翌日からの各所訪問に備えました。6~7日にかけての滞在では沖縄県庁訪問、海上自衛隊の沖縄基地訪問、識者との会食などを通じ、主に沖縄米軍基地問題についてディスカッションを行いました。現地で様々な立場の方から話を聞き、議論することで、参加者もこれまでニュースなどで見聞きしたのみであった知識を自分なりに深めることができたようです。他にも沖縄平和祈念資料館、旧海軍司令部壕などの戦史にかかわる施設を見学したり、また首里城などの観光地訪問や沖縄料理を堪能したりもし、大変中身の濃い2日間でした。多くのアメリカの大学でジャパントレックが企画されていますが、その中でも沖縄を行程に入れるトレックは珍しく、多くの参加者がもっとも印象に残った訪問地として挙げています。

 

7日夜には沖縄を発ち、翌日以降の東京でのイベントに備えます。東京ではフレッチャーの卒業生の方が学長を務めるテンプル大学を訪問し、海外の方から見た日本、という貴重な話を聞く機会を得ました。他にも地政学リスクコンサルティングファーム、シンクタンク、官庁、金融機関、社会起業家などを訪問し、国際関係全般から中東関係、開発援助、日本の社会問題にいたるまで幅広く議論することができました。また日本在住のフレッチャー卒業生との懇親会には幅広い世代の卒業生が参加し、参加学生も卒業後様々なプロフェッショナルキャリアを歩む卒業生から話を聞くことができたようです。

 

今回のトレックは国際関係スクールであるフレッチャーならではのトレックにしようと企画してきましたが、普段なかなか直接話を聞くことのできない多くの方々から貴重な話を聞くことができ、その趣旨に違わぬトレックになりました。学生たちもより日本への理解、そして愛着を深めたようです。これも訪問先の皆さま、スポンサーの皆さまはじめ多くの方々のおかげです。改めまして御礼申し上げます。参加学生により、トレックを振り返るレポートを作成しました。よろしければご覧ください。

(ジャパントレックレポート)

 

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