Life

Student Life at Fletcher

​フレッチャースクールで学生生活を送るにあたって

概要

このページでは、フレッチャースクールに進学するにあたって、生活の立ち上げから、ご家族向けの情報まで幅広く紹介しています。こちらでフレッチャー生活のイメージを持っていただきつつ、より詳細な情報はボストン日本人会HP「ボストンへようこそ」をご覧いただければと思います。

家探し

生活立ち上げを考えたとき、最初に思い浮かぶのは家探しではないでしょうか。フレッチャー生活を送るうえで選択肢は大きく3つあります。

1. アパートメント

2. シェアハウス

3. ブレークリー寮

ここではこの3つについて大まかに説明させて頂きます。

1. アパートメント

こちらは家族連れの方が多いです。というのもフレッチャーのブレークリー寮は単身者向けのためです。エリアとしては、地下鉄レッドラインのエールワイフ~セントラルの沿線(間にはフレッチャーのあるデイビス、ポーター、ハーバードの3駅)、あるいは地下鉄からは少し離れたアーリントンエリアが多い印象です。地下鉄沿線の場合は地下鉄でデイビスまで行った後、徒歩あるいはシャトルバスで(学期中のみ走行)、アーリントンに住む学生は路線バスまたは自家用車で通学する人が多いですが、いずれにせよ車は必須ではなく、徒歩での通学も可能です。また自転車通学をする学生もいます。(冬はとても寒いですが、、)

注意が必要なのは築年数が古いアパートメントは洗濯場が共用の場合があることです。またエリアによって、3人家族なら2ベッドルーム以上などの制約がある地域もあります。事前に不動産業者に確認をすると良いでしょう。なお、ボストンには日本語対応の不動産業者が複数あるので「ボストン 不動産」などで検索してみてください。日本にいながら契約をしてくれる業者もあります。

 

2. シェアハウス

こちらは単身者の方が多いです。探し方は様々です。例えば、合格発表後に作成される入学者用フェイスブックページでは、学生同士が盛んにルームメイトを募っています。また、卒業する学生が学校全体のメーリングリストで募集をしたりすることもあります。1年目は後述するブレークリー寮に入り、1年目の間に知人の紹介などでシェアハウスを見つけて転居する学生も多いようです。メリットとしてはコストを抑えつつ比較的広いスペースに住めること、学校の近くに住めること、また帰宅後も英語でのコミュニケーションを行えるので英語の訓練になることです。(フレッチャーの周りは一軒家の住宅街なので住宅の供給は多いと言えるでしょう)

 

3. ブレークリー寮(Blakeley Hall)

フレッチャースクールは大学院生専用の単身者向けの寮を持っています。フレッチャースクールのすぐ隣にある、ブレークリー寮です。設立は1926年で、タフツ大学の中でもかなり古い建物です。寮の定員は84名で、1年生が約60名、2年生が約20名住んでいます。寮費は通年で6,942ドル(2018-2019年度)ですが、実際に住めるのは8月下旬から5月下旬までの約9か月なので、1か月当たりの寮費は770ドル程度になります(これには、光熱費などすべての諸経費が含まれます)。詳しくは「ブレークリー寮のご紹介」をご覧ください。

医療

学生の場合はまずは大学の保健センターで受診をすることになりますが、その家族は一般の病院での受診となります。日本では、病気・怪我の症状に応じて患者自身が病院を選んで受診しますが、米国では、事前に担当医(Primary Doctor)を決めておき、どんな病気・怪我だろうとまずは担当医に受診し、必要であればその後に専門医を紹介してもらって診察を受ける、という流れが一般的です。特に小さい子供がいる場合は、いつ病気になるかわからないため、渡米後すぐに担当の小児科医(Pediatrician)を決め、連絡を取り、受診をする必要があります。最初は健康診断(Health Check-up)という形で受診するのが良いでしょう。一度、担当医が決まれば、予防接種や定期検診のスケジュールを示してもらえます。なお、日本から英語版の母子手帳を持ってくると、日本で受けた予防接種の証明ができ、また帰国後に米国で予防接種を受けたことを証明できるので、非常に便利です。
保険については、大学が指定している保険に家族も加入することができ、利用可能な病院が多く、病気のカバー範囲も広いため、特に不安はありません。大学近くの提供病院としては、最寄りのデイビス駅前のHarvard Vanguardがあり、こちらではその場で電話を使用した無料翻訳サービスを付けることもできます。

出産・育児

アメリカでの出産と聞くと不安に感じる方もいるかもしれませんが、実際にこちらで出産をする日本人学生の家族も多数います。アメリカでは一般的に出産までの間は、担当の産婦人科医のオフィス(クリニック)で妊婦健診を受けます。そして出産本番は、担当医の提携している産院(大規模な総合病院であることが多いです)で迎えることになります。ボストンには日本人の産婦人科医の方がいることもあり、その先生にかかっている日本人の方も多いようです。出産本番は必ずしも日本人の先生が立ち会える訳ではありませんが、必要に応じて、通訳のサポート(電話通訳の場合も)を受けることも可能です。アメリカでは、日本ではまだ一般的ではない計画(誘発)分娩・無痛分娩が広く行われているので、これらを上手く活用すれば、精神的・体力的な負担をコントロールしながらの出産も可能です。また、夫が事前の妊婦健診だけでなく、出産本番も助産師さながらに立ち会うことが一般的です。詳細については、いずれも事前に担当の先生に確認するといいでしょう。なお、大学指定の保険に妊婦も加入していれば、検診から出産に至るまで、ほとんどの費目については保険が適用されます。また、ボストン日本人マタニティサポートグループというコミュニティを通じて、妊婦さん、産後ママさん同士で情報交換や親睦を深めることも可能です。

乳幼児の育児に関しては、ボストン周辺は大変ファミリーフレンドリーな街と言えると思います。地下鉄はバリアフリー対応でどの駅にもエレベーターが付いており、またバスもベビーカーを置く用に椅子をたためるスペースが付いたりしています。街の人々も大変協力的で、子供を連れて歩くことの大変さは日本より少ないと言う方が多いです。図書館や教会での子供向けの無料イベント(お絵描きや歌)も充実しており、親子で楽しむことができます。

もう少し大きいお子さんの場合は、年齢に応じ現地の学校などに通うことになります。詳しくはボストン日本人会HPで紹介されていますのでご覧ください。

自動車

車を購入するか否かについては、家族がいる日本人学生の間でも、まさにスタンスが分かれるところです。フレッチャースクール周辺には、大学の手続きを経て使用可能な駐車スペースが多くあるため、通学において便利であることは間違いありません。また、食料品のまとめ買いや、気候のよい時期のドライブなど、車があればこそできることも少なくないでしょう。他方、前述のとおり、ボストン近郊ではバリアフリーにも対応したバス・地下鉄網が発達しており、また、治安も良好であることから、少なくとも、大学周辺や地下鉄沿線、アーリントン周辺等であれば、車を購入することなく、普段の生活やちょっとした遠出であれば徒歩、公共交通機関、Uberを活用し、休日にドライブがしたければレンタカーやZipcarというカーシェアリングサービス、という形でも十分生活することは可能です。このため、メリットとコストを比較して、お好みに合わせるということになると思います。

冬の降雪も気になるところとは思いますが、道路の除雪が徹底しているため、除雪が追いつかないほどの大雪でもない限りは、車にせよ、公共交通機関にせよ、あまり心配する必要はないと思います。ただし、駐車場については、屋内駐車場の方が便利です(除雪が追い付かなくなるほどの大雪になる場合は、学校は休校になることがほとんどです)。

なお、マサチューセッツ州の場合、一般の旅行者は都道府県公安委員会が発行している国際運転免許証で運転が可能ですが、居住者の場合は、米国の運転免許証を取得する必要があります。(参考:在ボストン日本国総領事館)日本で運転をしていた方であれば、筆記と路上試験を受ければすぐに免許の取得が可能です。必要に応じて教習所を利用して路上試験のポイントを習うことも可能です。また、車の保険が割引になる可能性があるため、日本から英語版の無事故・無違反証明書を持ってくると良いでしょう。

買い物スポット

州内でよくみかけるスーパー・雑貨屋は以下のとおりです(具体的な立地等はこちら)。車の有無にもよりますが、自宅周辺に買い物ができるお店があった方が便利です。特にスーパーマーケットについては、店舗ごとに品揃えの方針や価格帯が大きく異なるため、可能であれば複数の店舗にアクセスできる方が望ましいでしょう。一部の店では、会員カードのようなものを提示すると、商品によっては半額になることもあるので、自宅周辺の店舗については作成することをお勧めします。

 

・スーパーマーケット:Whole Foods、Stop & Shop、Market Basket、Trader Joe’s、Star Market

・ドラックストア:CVS Pharmacy、Walgreen

・日本食スーパー:えびすや、H Mart

・雑貨・日用品:Target(学生であればAmazon Primeも格安で利用できます。)

・その他:Costco

また、小さい子供がいる場合には、図書館などの子供が集まる施設・遊び場の有無も考慮すると良いでしょう。

家族向けの習い事・レクリエーション

家族連れ、特に小さい子供がおらず、配偶者の方のみが同行される場合において、重要なのはお昼、学生本人が大学にいる間の時間の過ごし方です。幸い、ボストン近郊では様々なレクリエーションが充実しており、例えば、教会が運営する英会話学校の場合は、授業料が無料という場合もあります。そのほか、ヨガやお茶など、様々なレクリエーションがありますし、日本人の方が開催しているものも多数あるので、語学力に不安があっても心配ありません。ご関心に合わせて探してみてはいかがでしょうか。

​ブレークリー寮のご紹介

(冬のブレークリー寮外観)

 

部屋の構成はシングル、ダブル、トリプルの3種類です。ただし、シングルに入れるのは2年生のみです。いずれの部屋にも個人のベットルームと共有のリビングルームがあります。ベットルームは最小限の広さで、奥行3メートル、幅2メートルほどで、備え付けのベッド(+マットレス)、机、椅子、タンスだけで、あとは通路スペースくらいしか残りません。リビングルームにはカーペット、ローテーブルとイスが備え付けられています。また、リビングルームに各個人のクローゼットがあります。なお、大学から個室用に電子レンジと冷蔵庫を借りることができます(通年で250ドル)。個室には火事の予防のため、熱を発する機械(トースター、電子ケトル、炊飯器など)や、漏電・過熱対策のされていない冷蔵庫や電子レンジなどの電子機器を持込むことは禁止されています。

(トリプルスイートの間取り)

トイレ、洗面所と浴室は同じフロアの2部屋5人程度で共有します。やはり古い建物なので設備が古く不便な面もありますが、毎日清掃されていて、それなりに清潔感はあります。キッチンとラウンジは寮全体で一つしかありません。特にキッチンは、ランチやディナーの時間には混み合います。キッチンの冷蔵庫や収納スペースの使用について、グループに分けて使用するなど工夫していますが、やはり共有スペースの使い方やマナーを巡って、摩擦が生じることもあります。ラウンジには大型テレビ、ソファセット、テーブルセット、飲物とお菓子の自販機、冷水器があります。ランドリールームは地下室にあり、洗濯機・乾燥機がそれぞれ4台置いてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(左:共有リビングルーム、右:個人ベットルーム)

 

入居の際には、下記のフォーム(2018年4月時点)を提出しますが、そこでは、清潔度、寝る時間、友人を呼ぶ頻度などが問われ、寮長(Resident Director: RD)が部屋割りを決める材料になります。申込者数が定員を上回った場合は抽選になります(2年次に申込む場合も同様)。

 

http://fletcher.tufts.edu/~/media/Fletcher/Microsites/Blakeley/Blakeley%202018-2019%20AY%20Contract.pdf

(左:共有ラウンジでゲームに興じる、右:共有キッチンで皆で巻寿司を作る)

 

ブレークリー寮に住むメリットは、大学院に近く、授業の5分前に部屋を出ても間に合うこと(また、授業の合間にもすぐ戻れること)、比較的、費用が安いこと、ルームメートや共有スペースで他の寮生などと交流する機会が多いことなどが挙げられます。デメリットとしては、施設が古いので、狭かったり不便だったりする面があること、駅から離れているため、大学からあまり出なくなってしまうこと、夏季休暇中は完全閉鎖されるため、その間の部屋を探さなければならないこと(冬休み中は寮は開いていますが、食堂など、大学のほとんどの施設が閉まってしまうため大変不便です。ほとんどの学生は帰省したり旅行したりします)、たまに騒音がひどいこと、などがあります。また、メリットになるかデメリットになるか相性次第ですが、ルームメートがどのような人になるかも大事な要素です。

 

ブレークリー寮公式ウェブサイト

http://fletcher.tufts.edu/Blakeley

 

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