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フレッチャー1年目の授業を振り返って

こんにちは、MALDのSです。冬の寒さは厳しいボストンですが夏は快適で、街中は多くの観光客で賑わっています。ボストン・コモンから始まり、街の中心部の見どころを歩いて回ることのできるフリーダムトレイルと呼ばれるアメリカ建国の歴史を回る全長4kmのルートは定番のコースとなっています。ということで、2年目の授業が始まる自覚が芽生えてきたこのタイミングで、私自身の1年目のフレッチャー生活を振り返ってみたいと思います。私がフレッチャースクールを選んだ理由の1つとして、フレキシブルなカリキュラムが挙げられます。授業選択の自由度が高ければ、興味関心のある分野について深く学ぶとともに見識を広げることができると考えたからです。この観点から1年目を見つめ直してみます。


フレキシブルなカリキュラムのお陰で授業選択は難しかったですが、1年目は知見のある分野を深く学ぶことを重視して、興味関心の高かったインフラファイナンスに関係する授業を多くとりました(授業数としては、ファイナンスが3、経済が1、法律が1の計5でした。)。自分自身の中に日本語で少しでも知見があると、教授の説明を聞いた際の理解度が大きく違うように感じました。それぞれの授業で扱う内容が重なることもあり、多面的に学ぶことができました。例えば、アルゼンチン債務危機について、「経済」ではインフレ対策としてのドルペッグ制の導入から政府債務増加の結果として変動相場制への移行といった一連の流れをIS-LM-FXモデル等を用いて確認しました。「ファイナンス」では、そうした為替相場制度自体の移行、為替レートの変動等のリスクに対して、企業がどのようにマネジメントを行うか議論しました。また、「法律」では、デフォルト後のアルゼンチン政府とファンドとの法廷闘争について、問題となった条項は何か、その後にどのような変化が生じたか、法律上の論点に着目して検証しました。


見識を広げるという観点から選択した授業のうち、国際法の授業(International Organizations)は苦労しました。国際連合を中心として国際組織における国際法と国際政治の相互作用について学ぶ授業でしたが、国際連合の組織、活動について知見がない上に、国際法の枠組を日本語ですら知らないため、英語の専門用語には気づかないこともありました。60人ほどのレクチャー形式で事前の履修要件等は無いものの、国際関係論・国際法の概要は各1コマなどテンポよく授業が進み、あっという間に国際組織の理論と実践に関する話になりました。わからないことだらけだったので、同級生のMさんの助け等がなければ乗り切れなかったと思います。夏休みの期間に取り組むべき課題を見つけたという意味で主目的を果たせたと思い込むようにしていますが、限られた留学の時間を有効に活用するためには、事前に日本語の入門的な教科書で知識を押さえておくべきだったと反省しています。


それでは前回と同じく、お次はMALDのSさんにお願いします!


フリーダムトレイル終点のバンカーヒル記念塔から見たボストン中心部

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